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最終形  

それ以上高くならないとか待ちがよくならないみたいなことをよく

“最終形”
なんて言うけど、僕はちょっと違う考えを持ってましてね。

リーチってのは手を高くするだけじゃない。
聴牌を宣言し、手を変えないこと。

これはその形でのアガリを強烈にイメージすることなんです。

つまり、妥協、見切りを含めた判断が最終

今、リーチをかけるべき、またはかけなければいけないという判断です。

リーチはこういう意味では全て最終形であるべきなんですね。


かけるときの形や状況だけじゃなくて、かけた後の展開や結果も含めて納得ずくでリーチをかけろってこと。
アガれる気がしないリーチなんか論外だし、追っかけられて打つ気がするとかね。
“リーチをかけたい”はダメ。

アガりたいから、アガれそうだからリーチ。


カン2萬リーチ


西家だとします。
こんな手、誰だって4mを引いてリーチをかけたいんです。
問題はその4mが引けんのかってこと、待ってる間によくないことが起きちゃうんじゃないかってこと。
2mはザルと感じたとして、ダマの状態にその2mを切られてしかもリーチとかだったらマズイとか。 

2mだけじゃないですね。 1mや3m、5mとかを切ってリーチにこられたら状況が一変する可能性もありますよね?  ちょっと分かりづらいですかね・・・
2mが出にくい牌になってしまうことがあるってこと。
そのリーチがマンズを狙ったものだって他の二人が感じた場合なんかがそうです。

・・・なんて展開も意識した上で、ダブドラと赤5ピンで打点十分、ダマのきく手変わりなし、そして何より1萬を引いて予定通りマンズの下で待てたし…  

“最高形”を作ることよりも、例えばこんな感じでリーチにいってアガれるのがセンスなんじゃないかと。

ここでリーチ後にドラを引いてしまってもカン4mにできたとは思わないし、むしろ2mのこぼれを期待していいところですから。

実際、ここで5m切っての“引っかけリーチ”よりはるかに出やすい。

もちろん、アガリより打たないことに重きが置かれてるような状況だったら全く違う思考回路になるんですが。

リーチの是非の判断ってのは、必要か不要か、かけた方がいいか悪いかの見極めなんです。
高いとか待ちが多いということはその判断材料の1つであって基準ではありません。


カン2萬dama


これは2mが出やすいとしてもリーチの必要性がないですよね。
もちろん点棒状況が絡んでるときはまた別の話になりますが、少なくとも今リーチをかけなきゃマズいわけではない。

カン2萬リーチNG



こんな場合はモチベーションでリーチがかけられないことが多いですよね。

マンズ待ちどうこうより“4mが引けたらリーチ”… みたいな手だし。
1mが引けたんじゃなくて、1mを引いちゃったわけだから


このモチベーションをわかりやすく言うなら、例えば“5-8m、4-7mの追っかけリーチ上等”って覚悟があるのかどうかってことです。

麻雀って、事例にするのは結構難しいんですが、結局ここで言いたいのは値段とか形のことじゃなくて、

自分がどう思ってたところに何を引いたのかってのが大事なんだってこと。    

3面待ちのタンピンドラドラなんて誰だってアガるのは得意ですよw
いい待ちにしたいのは当たり前だけど、いわゆる愚形のリーチをいかにアガるかってのが間違いなく差を生んでくるところですから。


ただその場合には特にカウンターへの意識が要求されます。





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