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デジタルと牌効率

デジタル


最近よく使われる言葉ですよね。

もはや麻雀論を語る上では欠かせないキーワードと言えます。


これは別に新しい話でもなくて・・・昔、牌効率とか言ってたものをちょっとアレンジした程度のもの。


僕に言わせれば麻雀はきわめてアナログなゲームです。
すごく人間的だから。

オセロや将棋と違って、「人間とスーパーコンピューターとどっちが強いか」みたいな話題すらないし。
複雑過ぎて人にしかできません。


ところで、デジタルに対してオカルトとよく言われるのはこのアナログを説明できてる人がいないからだそうで…
そこらへんをうまく伝えていけたらいいな、と。


一般にデジタルとか言われてるのは、

牌効率を重視する打ち方のこと。


もう少し大きな枠でいうなら、効率・・・リスクとリターンを考えた打ち方ってことになります。

つまり、何種何牌の受け入れだとか、手変わりを考えた打点とのバランスみたいな話。

ただ、これは打ってる最中に考えることではなく、決まってることです。

ある程度アタマの中にプログラムされてないといけないんだけど、実はそんなに正確じゃなくてもいいんです。
デフォルトの受けの枚数なんかではなく、

今何が何枚出てるか、誰が何をやってどんな状況なのか・・・

実際に打ってるときにはこういったそのとき次第で変化することがらを考えます。

そもそもこのテの効率論はツモってくることを前提にしているのか、出やすさを考えてなのかってことなのかが有機的に結びついた議論ではないんですね。


出る、出ないはものすごく実戦的な話だから


当然に理解してるべきもので、なおかつその状況次第ではすべてを否定することもある…
それが牌効率というものではないでしょうか。

もちろん、理論上の牌効率自体を否定してるわけではありません。
それは事実ですのでw



最も効率よく打った人間が最良の成績を収める… 
僕のデジタルに対する認識はこんな感じです。

これはねぇ、そうはならないんですよ。
よっぽどその効率に開きがあれば別なんですけど。
何が言いたいかっていうと、少なくとも牌に関する効率なんてものはあるレベルに達すると大した差を生んでないのが現実でして・・・  

ある程度打てる人ならみんな同じように、ほぼ同じレベルで理解してるはずだから。

牌効率に関する知識の正確さより、その場の状況判断能力の差の方がずっと差を生むものです。

「デジタルな選択が決まってるときとそうでないときがある」

・・・打てる人間の共通理解です。

つまり、これはアナログですよ。

アナログが説明できないからオカルトって言うなら、僕からすればデジタルなんてものは確立されてないからアナログとしか言えないじゃないかとw


それに、非効率を武器にしてる人なんていませんw


ひとつ言えるのは人間が4人集まるんだから絶対個性が出るし、考え方の違いとかね。

コレはゲームとしてもバクチとしても共通して言えることなんだけど、要は心理戦だと思います。
「いや、他人は関係ない」ってタイプの人もある意味では同じこと。
その人にとっては結局、自分が揺れないように心理をコントロールするゲームであることに違いない。
人によって押し引きのバランス、タイミングは違う。
その結果、展開が生まれる。

その事実を過去のものとみるかその後も続くものとみるのか… 

見解の違いがそこにあるだけ。




そもそも麻雀ってのは不確定要素とか運を楽しむために作られたゲームだったはずです。

ツモ山を伏せることから始まり、親というものを作ることによって展開、ヤマ場、勝負所ができる。
さらにはドラの存在によって色や役に有利不利の偏りをもたらす…
赤裏一発が基本の今にあっては、流れはともかくツキの存在を否定する材料は皆無かと。






















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